イタリア産はちみつを堪能する!!  1

このまえ、チーズの師匠と、チーズプロフェッショナルの同期と共に、
イタリア産はちみつのセミナーに行ってみました!!

はちみつといえば、叔父がフランス食品の輸入業をやっていたころに、
何種類かまとまってテイスティングをしたことがあります。
そのときに、黄金色のとろけるようなアカシアのはちみつの美味しさと、
淡いグリーンのさっぱりとしたクローバーのはちみつに出会った衝撃は
忘れられません。
今から15年以上も前の話ですが、はちみつは花の種類で色まで変わるのか、
という事実を知った、初めての機会でもありました。

とはいえ、普段の生活ではアカシアのはちみつ一辺倒。
好きなうえに、手に入りやすいので、ついつい。

イタリアに住んでいたころも、ほとんど食卓に登場することなく、
そのころ一緒にいたイタリア人たちも、同様で、
「選ぶとすればアカシア?」といったかんじだったので、
あまりはちみつに触れる機会はありませんでした。
今となっては、残念極まりないのですが。

さて、セミナーでは、主催者の日本人の方とイタリア人の方が、
カラブリアの養蜂家の訪問の詳しいレポートと、
イタリア産の7種類のはちみつのテイスティングを行いました。

まずは、ジャブ??
みつばちやはちみつに関わるイタリア語をまとめてみます。

イタリアでは養蜂家のことをapicortore(アピコルトーレ)
というのですね。ちょっと、格好いい(笑)
ちなみに養蜂はapicicortula(アピコルトゥーラ)。

そのほか、みつばちとはちみつに関わる言葉をイタリア語で言うと??

みつばち ape(アーペ)
女王蜂  ape regina (アーペ レジーナ)
働き蜂  ape operaia (アーペ オペライア
      働き蜂はみな雌なのですって。女王蜂の特殊なフェロモンに
      よって、卵を産む機能が発達しないようになっているとか。
雄の蜂  fuco (フーコ)
      ただただ女王蜂と交尾をするだけの存在。毒針もなし。
      ふだんは巣のなかで、働き蜂から蜜を与えられているだけ。
      女王蜂のただ一度の交尾の際に勝ち残れば、子孫を残せるものの
      そこで死んでしまう。負けると、一緒に巣に戻って、また蜜を
      与えてもらえるのだけど、秋になって食料が少なくなると、
      働き蜂に巣から追い出されて、何もできない彼らは、のたれ死に
      することに。

はちみつ miele (ミエーレ)
ローヤルゼリー pappa reale(パッパ レアーレ)
      このパッパとは、「流動食」のこと。
      トスカーナ料理によくある、パン粥、例えばパッパ・アル・ポモドーロ
      (トマトのパン粥)のパッパと一緒。
プロポリス propoli(プローポリ)
花粉   polline(ポッリネ)
      日本でも健康食品として注目されているようですが。
      みつばちが巣に戻るときに落としていったお花の花粉です。
      甘いわけではなく、きなこのような、ぱふっとした味と食感。
      イタリアのアピコルトーレさんはヨーグルトにかけていました。

ということで、次回は、イタリアのはちみつの種類を、テイスティング
感想を交えながら、まとめてみたいと思います。